パーツからケースまで自社で一貫して生産する「マニュファクチュール」の基礎を作ったジャガー・ルクルト。
1844年にはミクロン単位を測定できる史上初の計器「ミリオノメーター」を発明、より正確な部品の製造を可能としたことから、時計製造の歴史を変えた発明とも言われています。
創業時から多くの発明を手がけ、膨大な数のムーブメントを制作し、パテック・フィリップやヴァシュロン・コンスタンタン、オーデマ・ピゲといった、世界3大ブランドにもムーブメントを提供してきました。
ジャガールクルトのアイコン的なモデルである「レベルソ」はその名前が表す通り、「ケースを横にスライドさせて完全に裏返しにできる」機構を備えています。
1930年代初め、あるイギリス人将校から「ポロの試合中に着けていても壊れない腕時計が欲しい」と依頼されたことをきっかけに誕生したといわれています。
モデルによって個性があり、裏返すと金属面が出てくるもの(モノフェイス)と、もう1つ文字板が出てくるもの(デュオ)の2種類があり、好みによって選択することができます。
今回ご紹介する「ジャガー・ルクルト レベルソ クラシック ラージデュオ スモールセコンド Q3848423」は、1930年代後期誕生の初代モデルからインスピレーションを授かった「レベルソ・クラシック」。
レクタンギュラー・ケースを特徴とするメゾンの象徴を忠実に表現した、クラシックなスタイルです。
また、表裏でそれぞれ異なる時間を表示する「デュオ」のコンセプトを採用した「レベルソ」で、文字盤カラーはシルバーとブラックの2色になっています。
シルバーの面は文字盤中央にギョーシェ彫りを施し6時位置にスモールセコンドを配置。
ブラックの面はピラミッド状のクルー・ド・パリ仕上げが外周に施され、6時位置に24時間計を表示します。
1つのムーブメントで文字盤の裏表に2つの時間帯を配し、1本で異なる魅力をを楽しめます。