ブレゲの創業は1775年と、数ある時計ブランドの中でもかなりの老舗です。
その長い歴史の中で、創業者ブレゲは現在も使われるさまざまな機構や、ならではのデザインを開発してきました。
ブレゲの代表的なスポーツラインであるマリーンにおいても、その技巧を楽しむことができます。
コインの側面のギザギザ模様から着想を得たデザインであるコインエッジはまさにその一つで、ケースサイドに施された装飾は職人の手によって全て手作業で施されています。
クラシカルなブレゲの伝統を感じさせてくれるデザインを、スポーツウォッチでも堪能することができるのです。
さらにこちらはクロノグラフ機構を搭載。
「ブレゲが現代のクロノグラフの基礎を作った」と言われる、同じくブレゲの功績の一つです。
積算計は3時、6時、9時位置にそれぞれ異なる大きさで重なり合いながら配置されているのですが、そこにデイト表記までも入れ込みつつ絶妙なバランスで美しさを保っています。
90年代に開発されたレマニア製Cal.1350をベースに、改良が続けられてきたムーブメントです。
シースルーバックのケース裏からはそのムーブメントを望むことができるほか、新たに船の舵をモチーフにしたローターも搭載されています。
この船の舵モチーフは尾錠にも取り入れられており、高貴な雰囲気の中にもどこか遊び心が感じられるデザインとなっています。
マリーン初のチタン素材を採用したこちらの時計は、42mmのサイズ感ながらも重さは約108gと軽やかな着け心地。
スポーティーなラバーブレスレットを備えながら、文字盤のグレーはシックな印象をも与えてくれます。
大きく見やすいローマインデックスと針には蓄光がたっぷりと施されているなど、ブレゲらしい高級感はありつつも実用的な、まさにラグジュアリースポーツウォッチとして確立されています。